GFDのCEOブログ

仕事のこと。会社のこと。GFDのこと、Life is Work!!!

戦略人事化計画

会社の成長を考えた時に、人材が人財になり秀逸なビジネスモデルを形成し、その結果会社が成長する
という考え方がある。

これは俗に言う

「戦略は組織に従う」

という考え方なのだが、

これとは逆に

戦略を実行するために必要な人材を採用しアサインし、戦略を実行するという

俗に言う

「組織は戦略に従う」

という考え方である。

このどちらともが正解であり、業界やその企業の特質に応じてメリット/デメリットがあるのでこの考え方自体を論じる事はしないが、

弊社は、”どちらかというと” 前者の「戦略は組織に従う」という考え方に基づいた経営を実践している。

具体的に言うと、既存のビジネスを加速させるためにはどうするべきか?

あるいは

新規のビジネスモデルを創造するにはどうするべきか?またはどのように実現するのか?

このような考えを模索し、行動をしてくれる事を、スタッフ全員に期待している訳である。

ただ、前述した”どちらかというと” という所がネックになっているとも感じている。

会社(組織)が人の集合体である以上、感情論も入り混じり、時にはケースバイケースの柔軟な対応を求められる事は重々承知した上で、会社(組織)として絶対的に取るべきスタンスがファジーであってはいけないということだ。

このスタンスを明確にした上で、スタッフ一人ひとりが定量的にも、定性的にも満足が得られる結果を出してこそ、主体的に動く事が出来るようになる。つまり人財と呼ばれるなくてはならない存在になるというのが自分の考えである。

そのためには、「戦略は組織に従う」から”どちらかというと”を排除し、

主体的に行動できる人材を育てるマネジメントや具体的な行動手法を取り入れた教育を実践していく必要があるとも感じている。(期待しているだけで育つ人間は存在しないと思っている)


これが一番難しいのだが、、、

ちなみに何故このような事を思ったかというと、

昨日からRSAカンファレンスの出席のためにシンガポールに出張に来ているのだが、成長ステージで言えばセカンドステージくらいの厳しい状況の中で活動しているスタートアップ企業などを見ていると、

うちが掲げている「組織は戦略に従う」の真逆である

「戦略は組織に従う」で突っ走っているのを間近に見ると、色々とブレたりする訳で・・・(人間だもの)

とは言え、自分が理想と掲げる組織論を構築しその中で最適で最高な戦略(ビジネスサービス)を生み出す!というのが自分の理想である以上、この考えをブラさないための戒めとして記事を書いた訳なのである。

つまりは、単なる独り言。

そしてシンガポールもぼっち出張。

さみしくはない。
淋しくもない。
寂しくなんかもない。


ただ日本食が恋しいだけ。



その出来ないは本当に出来ないこと?

最近、自転車とロードバイクに夢中な自分ですが、

ひょんな事からトライアスロンに挑戦する事になりました。

理由としては色々とあるのですが、そこそこに良い年齢になってきて

ここから先、どんな40代、50代になっていくのか?を考えた時に

自分が理想とする人間像として、

仕事もプライベートもアクティブに行動しているイケてる親父になりたかった
というのが理由です。

ビール腹で休日はゴロゴロ家で寝ているような、自分は許せません。

ここまで言うと、かなりモチベーションも高く、意識も高い系ですが、

実は僕は泳げません。。。

正しくは水に対する恐怖感もなく、水自体、苦手ではないのですが、
何を隠そうクロールの息継ぎが出来ません。

そんな自分ですが、齢36歳(ほぼ37歳に片足を突っ込んでいる)にして

初めてクロール(息継ぎ有り)で25mを泳げました。
(まだまだ怪しいクロールですが、、、)

たかだか25mですが、嬉しいを通りこして、ちょっと感動する覚えましたw

そんな理由から、ブログのタイトルです。

今ままで「出来ない」と言っていた事は、本当に「出来ない」事なのかどうかです。

やってみて、やってみて、やってみた結果出来なかった事なのか、

それとも、やった事もないのに、その難しさや大変さから「出来ない」と言っているのか?

という事です。

ちなみに、

最近ハマっているロードバイクでも、1日で100km走るなんて1年前では想像も出来ませんでしたが、今では「何だ100kmくらいなら余裕だな」ですw

趣味のランニングもそうです。

今までは5kmでゼーゼー言っていたものが、徐々に距離を伸ばし今では10kmくらいなら余裕を残して走る事が出来るようになりました。

一見出来ないと思っていた事も、少しずつ続けてトレーニングしたり、勉強したりすることで出来るようになったりするものです。

仕事においても、とても難しい資格や案件であったとしても、それは今までやった事がないから(勉強した事がないから)であって、やっている時は辛くてシンドイかもしれないですが、同じ事を次にやった時は案外、「あれ?楽勝!」になっている可能性は高いです。

初めてのことに取り組んだり、難しいことにチャレンジしたりする時は、意外にハードルを自分自身であげてしまっている事があると思うので、心の中では「楽勝!」と思って取り組んでみると良いと思います。

ちなみに、たくさんの長距離出張を重ねてきた結果、大阪くらいなら余裕で日帰りの距離という認識になりましたが、

心の中では宿泊して、串カツとビールでもやっつけてゆっくりしたいという儚い想いもある訳です。

ここまで盛大に煽りましたが、

出来るけどやらない勇気も必要かとw


エクスペリエンスイノベーションを考える


巷ではイギリスがEUを離脱した!という事で日本経済に与える影響も含めてかなり話題になっていますね。

今週の火曜日からUS出張に来ており、USでもそのニュースはひっきりなしに放送しています。

ちなみに、昨晩シアトルからサンノゼに移動してきました。

シアトルの薄寒い気候から、カラッとしたサンノゼの気候にやられて風邪を引きそうな僕です。

USに来ると、夜は遅く朝は早い(時差ぼけ?)生活になるため、朝は6時に起き毎朝フィットネスセンターで10キロのランニングから始まるという生活なのですが、

シアトルの会食の際ビジネスパートナーとの会話の中で、エクスペリエンスイノベーションについてのディスカッションが非常に面白かったので、備忘録的に残してみます。

エクスペリエンスイノベーションとは、スタンフォード大学のそれはそれは頭の良い教授達が研究しているものらしいのですが、

端的に言うと、

イノベーションの原点は、経験から来るというものです。

例えば、

何かの業界においてイノベーションを起こすような事柄があったとします。

一般的にイベーションとは、世の中に全くない誰もがびっくりするような革新的なモノやコトだったりを想像しますが、

実はそうではなく、

その業界における、課題や不満などを経験から補足するという事がイノベーションの原点だという考え方です。

分かりやすい例で言うとAppleiPhoneなどが良い例ではないでしょうか?

その昔、携帯電話というものは音声通話に特化したものでしたが、携帯電話の通信機能を利用し、携帯電話用のOSを搭載しコンパクトなPCをエミュレートした訳です。

これは、既存の携帯電話でemailやブラウジング機能が付いてたら便利なのにな〜というユーザーの経験からくる課題を解決したに過ぎない訳です。


このエクスペリエンスイノベーションは、もちろんこんなに安易な考え方ではなく、それはそれは難しい考察の上にある考え方らしいですが、あくまでも端的に表現するとこういう事らしいです。
(もちろん諸説はあるとは思いますが)

しかし、そのビジネスパートナーはこうも続けました。

イノベーションを起こすようなビジネスプランの創造は容易であると。

モノやコトに対する視点の持ち方次第では無限に出すことが可能なのだと。

問題はそれを実践し、作り上げる体制やプランニングに障壁があるのだそうです。

これについては本当に共感を覚えました。

実際に、ビジネスを創造するための実施体制の構築(要は既存のリソースをどう分配し誰をアサインするのか?)がとても難しいという事は身を持って感じているので、、、

とかく弊社のような規模の会社だと、大胆なリソース分配は命取りになる可能性もあるため、目先の事を着実にこなしつつも、先を考える動きが必要になるため、より難易度が上がる訳です。

今回のUS出張でのエクスペリエンスを踏まえ、今後の動きにどう活かすのか?

ちょっと考えてみたいと思います。

「今」を知り、「先」を読む。

もはや一ヶ月近くブログを放置していました。

別にブログの更新をサボっていた訳じゃありません、、、

ここ一ヶ月の間、仕事の内容で言うと短期(目先)の仕事に従事していたため更新が滞っていた訳なのですが、

短期の仕事に従事すると、不思議なもので中〜長期の仕事というものの重要性を再認識できます。

こう書くと短期や目先の仕事を軽視しているように聞こえるますが、

そういう訳ではないです。

逆に中〜長期の仕事のことばかりを考えていると、目先のモノやコトが見えないという事もあるため、定期的に目先のビジネスや現場を知るというコトはして行くように自分自身で心がけています。

さて、

今日は、目先のビジネスを見ていたからこそ気づく、中〜長期での戦略を考えてみます。

現在、弊社は大きく分けて以下の二つのビジネスモデルを提供しています。


・ITソリューションサービス(SIユニット、SESユニット)
・エデュケーションサービス(研修企画、研修講師などなど)

この二つのサービスに加えサイバーセキュリティ、新規サービス開発などなどに取り組んでいる訳ですが、

どのサービス分野においても時期による上がり下がりはあれど、順調にお仕事の引き合いを頂き日々忙しく業務に従事していると思います。

ただ、これはあくまでも単発的に発生する目先の仕事であり、弊社が提供するサービスやソリューションに対してあくまでもクライアントの要望があって発生する仕事という事になります。

これは目先の利益を確保するという意味で、非常に重要で大切なものであるコトは誰の目から見ても明らかな話だと思います。

ただ、これだけで万事OK! かというと当然ですがNGです。

当然ですが、クライアントの経済状況に100%左右されるような戦略だけでは不足の事態には対処出来ないですし、会社の成長という意味でも成長要因が外部環境にしかないという、なんとも不安定な経営となってしまうからです。

このことから、

中〜長期という観点でビジネスを検討する必要があり、受動的に受ける目先の仕事に加え、逆にこちらから能動的にアプローチをかける仕組みが必要になる訳です。

具体的には、ネットなどを活用したコンテンツ戦略や、ユーザーを囲い込むようなプラットフォーム戦略などなど様々な戦略がありますが、何れの戦略を採用するにしても能動的であるという事が第一条件になると思います。

ではどのような戦略を講じていこうか?と考えると、

弊社はネット戦略のプラットフォームになるシステム構築、各種プラットフォームのベースになるシステム構築という面においては、非常に得意な会社でありますが、、、

逆に我々が作り上げる、インフラプラットフォームの上物になるネットサービスや、スケーラビリティやハイアベイラビリティを考慮して構築されたインフラプラットフォームの活用という意味ではIT音痴の部類に属するくらい、ITを活用出来ていない気がします。

ちょっと表現が違うかもしれませんが、

医者の不摂生のような感じでしょうか。

医者だからといって、必ずしも医療や健康を理解し素晴らしい健康体であるとは限らないように、

弊社も、IT業界においてシステムのインフラプラットフォームを作り上げるという点においては大手にも引けを取らない(それ以上だと自負していますが)クオリティで提供する事は可能ですが、

では、自社のサービスについてITを活用するという事になるとうまく出来ないというような状況だと感じています。

これは、外部に提供する各種サービスだけではなく、弊社の採用システムや内部向けの教育システムに同様の事が言えると思います。

このように目先の仕事を見る事で今の現状を理解し、中〜長期での戦略の大切さを知る事で、本来行うべきものと、行わなければいけないもの、得意なもの、不得意なもの、というものが見えてくる訳です。

という事で、

当面、自分は以下の課題に取り組んで行きますので、アドバイスやら一緒に検討したいという人がいれば、内外問わず連絡を頂けると嬉しいです。

・採用におけるプラットフォーム戦略とスキーム化
・新規サービス開発(これはフワッとしてます)
・既存サービスのネット戦略(ネット活用、コンテンツ化など)
・既存サービスのPR戦略(ココハマッタクムチです)



とりあえずフライトの時間が近づいて来たので、シアトルに行ってきます。

「伝える」は難しい

弊社も9期目を迎え、様々な取り組み(新サービスや技術領域の拡張などなど)を行うに辺りそれらの動きを活性化し、推進するために積極的に採用活動を進めています。

自分も例に洩れず、この採用チームに参戦している訳なのですが、

この取り組みの中で、改めての気づきを含めてとても反省している事があります。

それは、

有形、無形問わず、自分以外の他者に思いや何かしらの内容を伝える事の難しさです。

説明をする相手が自分以外の人間である以上、人によっては魅力的にうつるし、人によっては全く共感できない内容になってしまうという事を痛感している訳なのです。

もちろん、

求職者というカテゴリで見れば、全ての求職者を採用する訳ではないので万人に受ける、そして万人に伝わる話し方をする必要はないのかもしれません。
ちなみにどのような人を採用するのかというと、具体的には会社のサービス内容が存分に伝わり、会社の理念が心に響き、カラーとフィーリングがマッチし、その上でスキルがマッチした方だけ採用する。

という事なのですが、

仮に万人に受けなかったとしても、GFDという会社が何やっている会社で何を目指しているか?

この内容を魅力的に話せないようでは、自分のポジション上とても恥ずかしいし、危機感を感じています。

もちろんそれらの内容を理解していないという事ではないのですが、その内容を魅力的に引き込むように、熱くなく、寒くなく、近づきすぎず、遠すぎず、絶妙なポジションとトークを身に付けなければいけないと改めて感じている訳です。

結局何が言いたいかというと、

会社説明会の予約は入れど、かなりの確率でドタキャンをするようなダメな子を惹きつけられるような能力があれば良いなと感じているという事です。

まードタキャンするようなダメな子は採用しませんがね・・・という矛盾。

ニーズから始める

先日ようやく納品した研修事業の最中に、かなり前から感じていたIT業界(特に技術者教育)の違和感と矛盾についての解決策が見つかりました。

普通に気のせいですが、とても目の前が明るくなった感じがしました。

これが実現できれば(いやっ!実現するが)ちょっと面白いことが起こせる!という確信めいたものを思いついた訳なのですが、

その内容はおいおい記事にしていくとして、

今日は、なぜ今までずっと感じてた矛盾と違和感に対するアンサーが出せたかという事について触れてみようと思います。

この閃きは、とある企業様への研修の最中に思いついてしまった訳なのですが、その時の自分の思考はどのような事を考えていたかと言うと、

・今行っている研修は本当に研修のためになっているのか?
・どのようなアプローチをしたらちゃんと伝わるのか?
・そもそもこの研修内容で良いのか?
・研修内容は実際の業務で活かせるものになっているのか?

大凡、上に挙げたような事を考えていた訳ですが、

基本的なベースは、研修という内容をより良いものとしたいという思いから思考を巡らせていた形になります。

そして、実際に提供している研修にどのような反応があって、どのように活かせるのか?という事を研修生のリアルタイムな反応を見て、考察していた形になります。

つまり、何を見ていたかというと研修生の反応、つまりニーズを見ていた形になります。

研修プログラムを検討している段階は、だいたい「XXXの内容」を「XXX時間」を取って研修する事でこれを学ばせようという、言ってみれば机上の空論ですが実際の現場に立ってみると、その時その時の、反応やニーズによって内容を検討し修正していく必要がある訳です。

そのような取り組みをしていた際に、弊社が提供しているサービスがどれだけユーザーのニーズに応えていないか(実際には自分たちが思う大義に対して1部分しか提供出来ていないという意味ですが)という事に気付いた訳です。

ちょっと話は変わりますが、、

エンジニアで「〜〜の資格を取ろうと思ってます」とか「〜〜の研修を受けようと思っています」という話を良く聞きます。

これはこれで、とても素晴らしいことだと思います。

自分のプライベートの時間を割き、書籍や実機などにお給料を投資し、自己の能力を高めるという事については賞賛の声しかありません。

しかし

このような行動に出る前に、ほんの少しだけ立ち止まって考えてもらいたい事があります。

それは、自己の能力を高めた先に何をイメージするのか?という事です。

例えば、XXの資格を取った先には何があるのか?という事を明確にイメージして欲しいのです。

この資格を取得すると、〜〜のような案件でとても役立つとか、〜〜の技術の案件に携われるようになるとかで構いません。

〜〜をした事により、〜〜のニーズを満たせるという事を意識する事がとても大切なのです。

私が、思いついた矛盾に対する解決策もまさにこの考え方がベースになっています。

思考を巡らせる先は、それらのサービスを提供するニーズへのアンサーであるという事を意識するとちょっと違った視点で物事が見えるようになるはずです。
(ちなみにニーズって同じ仕事でも複数あったりするので注意が必要だったりもしますが)

プレッシャーかかってますか?

先週末にとてもプレッシャーのかかる案件がようやく納品できました。

その案件というのは、とある企業様の新卒研修なのですが研修を受講することで得られるゴールを定め、そのゴールに到達させるためのシナリオ作りや実施体制、飽きさせないための施策などなど多岐に渡って検討してきました。

それはそれはプレッシャーのかかる案件で、毎年この時期は実際のところかなり憂鬱です。

そんな憂鬱な仕事なのですが、

終わってみると、何とも言えない高揚感とともに言葉にならない達成感が味わえます。

なぜこのような状態になるのか?と考えてみると、

仕事というのは考えて考えて、悩んで、悩んで、苦しんで、苦しんで、苦しみ抜いた先に本当の良い仕事があるのではないかという考えい至りました。

幻冬舎の見城社長の言葉ではないですが、憂鬱でなければ仕事じゃないというのは本当にそうだと思った訳です。

一生懸命に取り組むから、悩むし、苦しむ訳で、「これくらいで良いかな?」と思う仕事はそもそも論外ですが、明るく楽しくワイワイとやる仕事は時には良いけど、どこか真剣さが欠如しているのではないかと思う訳です。

例えばスポーツなどをそういう目線で見ていないと気づかないと思いますが、

スポーツを見ていて感動するのは、その競技に一生懸命に取り組んでいるのはもちろんですが、その大切な瞬間までに血の滲むような努力をしてきている背景を知っているから、引き込まれるし共感を生むのだと思います。

プロスポーツ選手やオリンピック選手などが、ここ一番の勝負どころでヘラヘラとは笑ってないですよね?

その瞬間に全神経を集中させて感覚を研ぎ澄まして、最大限に持てる能力を発揮するために全力を注いでいるはずです。

だからこそ、惹きつけられるし。

その本人も達成感などが味わえるのはないかと思ってます。

結局何が良いたいかというと、携わっていた教育講師の案件が無事に終わって良かったという事が伝われれば僕は幸せです。