GFDのCEOブログ

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ニーズから始める

先日ようやく納品した研修事業の最中に、かなり前から感じていたIT業界(特に技術者教育)の違和感と矛盾についての解決策が見つかりました。

普通に気のせいですが、とても目の前が明るくなった感じがしました。

これが実現できれば(いやっ!実現するが)ちょっと面白いことが起こせる!という確信めいたものを思いついた訳なのですが、

その内容はおいおい記事にしていくとして、

今日は、なぜ今までずっと感じてた矛盾と違和感に対するアンサーが出せたかという事について触れてみようと思います。

この閃きは、とある企業様への研修の最中に思いついてしまった訳なのですが、その時の自分の思考はどのような事を考えていたかと言うと、

・今行っている研修は本当に研修のためになっているのか?
・どのようなアプローチをしたらちゃんと伝わるのか?
・そもそもこの研修内容で良いのか?
・研修内容は実際の業務で活かせるものになっているのか?

大凡、上に挙げたような事を考えていた訳ですが、

基本的なベースは、研修という内容をより良いものとしたいという思いから思考を巡らせていた形になります。

そして、実際に提供している研修にどのような反応があって、どのように活かせるのか?という事を研修生のリアルタイムな反応を見て、考察していた形になります。

つまり、何を見ていたかというと研修生の反応、つまりニーズを見ていた形になります。

研修プログラムを検討している段階は、だいたい「XXXの内容」を「XXX時間」を取って研修する事でこれを学ばせようという、言ってみれば机上の空論ですが実際の現場に立ってみると、その時その時の、反応やニーズによって内容を検討し修正していく必要がある訳です。

そのような取り組みをしていた際に、弊社が提供しているサービスがどれだけユーザーのニーズに応えていないか(実際には自分たちが思う大義に対して1部分しか提供出来ていないという意味ですが)という事に気付いた訳です。

ちょっと話は変わりますが、、

エンジニアで「〜〜の資格を取ろうと思ってます」とか「〜〜の研修を受けようと思っています」という話を良く聞きます。

これはこれで、とても素晴らしいことだと思います。

自分のプライベートの時間を割き、書籍や実機などにお給料を投資し、自己の能力を高めるという事については賞賛の声しかありません。

しかし

このような行動に出る前に、ほんの少しだけ立ち止まって考えてもらいたい事があります。

それは、自己の能力を高めた先に何をイメージするのか?という事です。

例えば、XXの資格を取った先には何があるのか?という事を明確にイメージして欲しいのです。

この資格を取得すると、〜〜のような案件でとても役立つとか、〜〜の技術の案件に携われるようになるとかで構いません。

〜〜をした事により、〜〜のニーズを満たせるという事を意識する事がとても大切なのです。

私が、思いついた矛盾に対する解決策もまさにこの考え方がベースになっています。

思考を巡らせる先は、それらのサービスを提供するニーズへのアンサーであるという事を意識するとちょっと違った視点で物事が見えるようになるはずです。
(ちなみにニーズって同じ仕事でも複数あったりするので注意が必要だったりもしますが)